お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

敗戦国ニッポンの記録 昭和20年~27年 米国国立公文書館所蔵写真集 [下巻] 単行本 – 2007/9/26

4.5 5つ星のうち4.5 7個の評価

アメリカ・ワシントンにあるアメリカ国立公文書館(ナショナル・アーカイブズ)で所蔵されているGHQ占領下(昭和20年から昭和27年)に撮影された敗戦直後の日本と日本人の貴重な写真を多数掲載。焦土と化した街並み、再生への出発点となった復員・引揚、進駐軍と市井の人々とのふれあいなど、驚きとともに懐かしさに満ちたニッポンがいま、ここによみがえります。昭和史研究の第一人者である半藤一利氏による編著。上、下館のうちの下巻。

商品の説明

著者について

編著 半藤 一利(はんどう かずとし) 1930(昭和5)年、東京・向島生まれ。』東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』の編集長を歴任。出版局長、取締役専務などを経て退社、執筆業に専念する。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞受賞。『日本のいちばん長い日』『ノモンハンの夏』(山本七平賞)『昭和史』戦前篇、戦後篇(毎日出版文化賞特別賞)など、昭和史研究者として著書多数。 写真提供 米国国立公文書館(United States National Archives and Records Adoministration)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ アーカイブス出版; 初版 (2007/9/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/9/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 160ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4903870235
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4903870236
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 7個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
半藤 一利
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

1930年、東京・向島生まれ。

東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。

著書は『日本の一番長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『幕末史』など多数。『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
7グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2016年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和20年9月千葉の南房総で撮られた桜花の写真のキャプションに
こう書いてあります。米軍側では桜花の事をBAKA BOMBと呼んでた、と。

デジカメやスマホのカメラでは表現出来ないくらいに鮮やかに
撮られた写真があるのに驚きました。こういうところにも日本と米国の
差が現れているのがよく分かる。
2014年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和の人間として保存用です。
自分だけでなく家族でも利用します。
2021年5月8日に日本でレビュー済み
NHK特集「映像の世紀」などの歴史番組を視聴して、占領下ニッポン(Occupied Japan)を撮った写真やニュース映画などの記録映像を目にすることがある。珍しい、貴重なカラー映像が披露されたりもする。

当り前だが、戦前の繁華街であれ、戦後の焼け野原であれ、余所行きの着物姿やお洒落な洋服、国民服やもんぺ姿の相違はあっても、ちゃんと色彩がある。現実は、白黒映画や山水画の墨絵みたいなモノトーン世界にあらずと、安心できる。

偶々出逢った本書はアメリカ公文書館が所蔵する記録写真で構成された写真集で、掲載写真の一枚一枚に表題と簡潔なコメントを「歴史探偵」半藤一利が付している。巻末の「掲載写真一覧」が掲載頁と表題名を提供し、索引代わりにもなる。掲載写真は五つの章立てで、編集、整理されている。

上巻は、第1章「焦土と化した我が祖国・ニッポン」、第2章「再生への出発点―復員・引き揚げ―」、第3章「昭和天皇とマッカーサー」、第4章「進駐軍が出会った戦後ニッポン」、第5章「降伏調印式と軍事裁判」。

今は亡き「歴史探偵」が遺した眺めるだけで理解できるビジュアル版『昭和史』の占領期特別編だ。「見た」「読んだ」「判った」―。何を一体理解したか。一番身近な歴史を学ぶ必要性を切実に感じたのだ。

私たちは「敗戦」という謂わば“ビッグバン”により誕生した民主国家ニッポンに生を享け生きているから、現今(いま)に繋がる最寄りの時代、昭和の歴史を真っ先に学ぶべきではないのか。

邪馬台国の位置、応天門放火の真犯人、将門の祟り、清盛の死因、義経や光秀の生存伝説、龍馬暗殺の黒幕捜しなどの謎解きも好いけれど、「敗戦」にめげずにしぶとく生き延びた先人の足跡を辿ることこそ、それ以上に大きな影響や恩恵を私たちにもたらした、ちゃんとそこにある大事な歴史なのだ、と。

************************************************************************
恐れ入りますが、システム上重複扱いとなりますため、上巻・下巻に個別にレビューを投稿いただくことはできないため、各巻のレビューを記載する場合は、すでに投稿された上巻のレビューを編集していただき、下巻への評価を追記して記載いただくようお願いいたします。
From: Amazon.co.jp Customer Service [mailto:cs-reply@amazon.co.jp]
Sent: Saturday, May 8, 2021 6:44 PM
************************************************************************

下巻向けタイトル: GHQ占領政策の転換が新生ニッポンの癲癇(てんかん)を招いた?

下巻は、第1章「新しいニッポンのはじまり~GHQの改革~」、第2章「人びとの暮らしと生活」、第3章「子どもたちのいる風景」、第4章「占領下のまち・点描」、第5章「復興を信じて、仕事に励む日々」に分類される。

米軍による単独統治で国土・国民が分断を免れた“僥倖”をそれと自覚せぬままに、昭和のど真ん中でニッポンは癲癇(てんかん)の分裂症状を呈する。原因は、GHQによる占領政策の大転換だ。

無謀な侵略戦争で欧米列強に対抗したアジアの異端児“大日本帝国”を解体し、GHQは徹底した軍国主義や皇国主義の排斥を図り、寓の音も出ぬように腐心した。民主主義思想への変革を促し、それしか生きる道は無いと説いた。ジープと(人)力車の並走を捉えた一見長閑な写真風景は、嵐の前の静けさだったのか。

財閥解体、陸海軍の廃止、婦人参政への選挙法改正、神格否定の天皇人間宣言、戦犯や元軍人などの公職追放、憲法改正草案の提示、極東軍事裁判の開始、農地改革、教育基本法や労働基準法などの制定、日本国憲法の施行など、ニッポンの民主化の歩みを掲載写真は指し示す。

ところが、西側(自由主義)陣営と東側(社会主義)陣営との“冷戦”対立構造がアジアで鮮明となる1948(昭和23)年頃、GHQは防共・反共防波堤の役割を新生ニッポンに背負わせる必要性に迫られ、脱軍備の占領政策を大きく転換させたと半藤は書き記す。

その結果、労働争議の弾圧、朝鮮戦争での武器供給支援、警察予備隊での再軍備、レッドパージ(共産党員らの公職追放)などの実用的施策が展開される。のた打ち廻る癲癇症状の挙句、サンフランシスコ平和条約で主権を回復し、日米安全保障条約により米軍駐留が継続され、連合国GHQの日本占領が完結をみる。

戦争放棄を謳った平和憲法を片手に、もう一方の手に“戦力無き軍隊”自衛隊(旧警察予備隊)を戴き、独立再軍備を果たした新生ニッポンは国際社会でヨチヨチ歩きを始める。連合国(United Nations)ならぬ、「国連」という夢想的な名称の下に馳せ参じて…。
2008年7月13日に日本でレビュー済み
占領軍の兵士(将校)が当時の日本の何を見ていたかが見えてくる。
個人的にはカラーの写真を期待するのだが、それでも「よく見る」写真
ではない構図や対象に出会えるのは収穫である。

それにしても、米国人も日本人と同じで、当時と今とでは平均的な
顔が大きく変わったことを再確認。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート